ビジネスコラム

ビジまどアドバイザーによるコラム

自社の生産性について考えてみましょう

 

こんにちは。火曜日担当アドバイザー中島です。
今回のテーマは「自社の生産性について考える」です。日本企業は海外企業と比較すると生産性が低いから、生産性の向上は必須であるといった報道がされているのを聞いたことはないでしょうか。

 

そもそも生産性とはどのようなことでしょうか。
生産性とはインプットしたものに手を加えてアウトプットすることで、生産性が高いといわれるのは、インプットが小さくアウトプットが大きい状態です。逆に生産性が低いといわれるのは、インプットが大きいのにアウトプットが小さい状態です。

一般的に生産性といわれるのは労働生産性(従業員1名当たりの売上高など)のことが多いので、それを例にしてみます。

ラーメン店であれば、「労働生産性の高いA店」は店員1名で1時間にお客様12名/売上12,000円の状態、「生産性の低いB店」は店員3名で1時間にお客様12名/売上12,000円の売上状態です。

生産性の簡易的な計算式は、生産性=アウトプット÷インプットと考えられますので、

A店の労働生産性  12,000円÷1名=12,000円

B店の労働生産性  12,000円÷3名=4,000円

となります。アウトプット(売上)は同じでもインプット(従業員数)が異なることで労働生産性は大きな差が出ることになります。

 

それではB店の労働生産性をA店まで上げるにはどうすれば良いでしょうか。1番最初に思いつくのが、従業員を3名 ⇒ 1名 にするではないでしょうか。この場合は1名でも運営できる仕組みつくりが必要になります。

もう一つのやり方としては、従業員3名のままで36,000円まで売上を増やすとなります。ラーメンの単価を1,000円のままで36名のお客様に来てもらう方法と単価を1,500円に上げて24名のお客様に来てもらう方法が考えられます。どちらの場合も、これまで以上に集客が重要になります。

 

どの方法も労働生産性は同じになりますので、どれを選択すべきかについては各店舗の判断に任されることになりますが、選択した方法が実現できて継続できることが大事になります。

 

自社の労働生産性を向上させるための方向性やその方法についてお悩みでしたら、ビジまどにご相談ください。