飲食店開業のいろは④ ~数値計画~
こんにちは。金曜日担当チーフアドバイザーの星野です。
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
皆さん
年末年始はどのように過ごされましたか?
新型コロナウイルスが5類に移行となり、久しぶりに行動規制がない年末年始となりました。それにより多くの方が忘年会や新年会へと参加されたのではないでしょうか?
飲食店の方々も久しぶりに繫忙期らしい営業になったことだと思います!そして、新しい年を迎えるに今年の目標や色々な計画を立てている時期だと思います。
そこで!
私は自身で飲食業を経営した経験から、飲食店開業の基礎知識をご紹介致します。
今回は数値計画の作成方法です。
数値計画の立案は事業計画の中核であり、収益と費用の見積りを行うことが不可欠です。
数値計画と一言で言っても見積もっておくべき数値はいくつもあるので1つずつ解説していきます。
まず初めに、売上から計画について説明します。
売上の予測は、客単価と客数予測の設定が鍵となります。市場調査を通じて競合店の価格帯や需要の傾向を分析し、自店の商品やサービスの独自性を考慮して適切な客単価を設定します。客数予測は、過去のデータや同業他社の実績を基に、月ごとや週・日・時間ごとに見積ります。
次に、経費の見積りを行います。
固定費と変動費を明確にし、開業初期の投資やランニングコストを考慮します。固定費には家賃、給与、光熱費などが含まれ、変動費には原材料費や消耗品の調達費用などが含まれます。特に初期投資は、内装工事や厨房機器、広告宣伝費など、開業に必要な全ての費用を網羅的に算出する必要があります。
さらに、キャッシュフロー計画も重要です。
売上が現金払いではなく、クレジット決済などにより、予想よりも遅れることがあります。十分な現金が確保されているかどうか、支払いサイトを確認することが必要です。キャッシュフロー計画では、収益と支出のタイミングを考慮し、月次または週次での現金残高を予測します。これにより、運転資金の不足や過剰などを事前に把握し、適切な対策を講じることができます。
また、リスクマネジメントも考慮するべき要素です。
不確実な状況に対処するために、リスク要因を洗い出し、それに対する対策や備えを計画に組み込むことが大切です。例えば、新型コロナウイルスのような環境変動に対応するための柔軟性を確保することが重要です。
以上が、飲食店の数値計画の作成方法です。個別の事業状況や業態によっては、より詳細な調査や計画が必要となります。
『ビジまど』では、日々お忙しい飲食店経営者の皆様に、より身近な支援を提供するため、直接お店に伺い個別のサポートを実施しています。
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