全業種で活用出来る「5S」
こんにちは。月曜担当アドバイザーの丸山です。
今回は「5S」のついてご紹介します。
皆さんも「5S」という言葉自体は一度は聞いたことがあると思います。
改めて解説しておくと、5Sとは、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」のSから始まる5つの言葉の総称で、職場環境の改善や維持のために用いられます。
◆整理
必要なものと不必要なものを分ける→不必要なものは処分し、必要なものだけ残すこと。
◆整頓
必要なものがすぐに取り出せるように置くこと。探して見つけ出す行為を排除し、一瞬で分かるように所番地表示するなど置き方の工夫をする。
◆清掃
ゴミやホコリ、切粉などをきれいに掃除すること。
◆清潔
整理、整頓、清掃の行き届いた良い状態を維持すること。
◆躾
決めたことをきちんと守る習慣を身につけさせること。
元々自動車メーカーを中心とした製造業で導入されてきたので、「製造業向けの活動」というイメージが強めですが、実は全ての業種で応用できる、とても大切で便利な考え方です。
例えば、事務所のデスク周りの整頓、文書やファイルの整理はどの業種も共通で行うべきものです。
IT業界ではシステム開発時のドキュメント整理やコーディング規約の整備は開発効率向上とシステムの品質向上に繋げています。
小売業では商品陳列棚の整頓、店内の清掃清潔は、お客様からの視認性や利便性の向上に役立てています。
医療業界では備品や薬剤をすぐに取り出せるように、ラベルを貼った上で視認性の良いクリアケースに保管した上で、定位置を決めていつでも間違えずに取り出せるように管理しています。また、薬剤やカルテも保管期限を決めて古いものを基準に沿って処分するなど、整理も徹底しています。
上記はあくまで一例であり、5Sは業種によらず様々な分野で適用することが可能です。徹底した取り組みと持続的な改善を行うことで、業務の効率化だけでなく、組織のポジティブな風土醸成にも繋げていけるでしょう。
皆さんの会社でも身近なところから5Sに取り組んでみてはいかがでしょうか。
5Sの進め方にご興味を持ちましたら、是非「ビジまど」にお越しください。