経営のための計画書を作成していますか?
こんにちは。火曜日担当アドバイザー中島です。
皆さまは、経営のための計画書を作成していますか。経営計画なんて必要ない、作成してもすぐに状況は変わるから意味がない───そのように思っている経営者は少なくないと感じています。
2025年版中小企業白書・小規模企業白書によると、経営計画を策定した企業のうち想定以上の効果が得られた(9.1%)・想定した効果が得られた(67.0%)となっており、合計で76.1%が経営計画の作成の効果があったと回答しています。主な効果としては、経営状況の把握(51.9%が回答)・自社の強みや弱みの理解(40.2%)が挙げられています。
経営計画作成の効果 2025年4月中小企業庁 調査室公表
上記のように計画書を作成した効果は間違いなくあるようですが、どうやって作成すれば良いのか・どこまで作成すれば良いのかわからない経営者の方も多いことでしょう。
ここからは、経営計画書の作成の仕方についてお伝えします。
以下の①~④を作成してみましょう。
①現在の状況振り返り | 現在経営者が感じている「悪いところ」・「良いところ」、数値結果の「悪いところ」・「良いところ」を挙げていきます。 |
②原因を考える | ①で悪いなら悪い原因、良いなら良い要因を考えていきます。 |
③対策を考える | 悪いところは改善するためにすること、良いところはさらに伸ばすためにすることが基本的な対策になります。 |
④対策の実施スケジュール | ③の対策をいつやるのか、誰がやるのかを決めます。 |
計画書は第三者に見せるのでなければ綺麗につくる必要はありません。経営者自身が考えて作成することが大事です。せっかく作成した計画書は残しておいて、振り返ったり見直したりすることができればさらに良いです。
まずは経営のための計画書作成にチャレンジしてみましょう。
計画書に何を記載したら良いかわからない、計画書を作成したけれどこれで良いのかわからない等がございましたら、ビジまどにご相談ください。